
元々我々人間は、生まれてから死ぬまで
時間をかけて体も人格も形成していき
人生に満足し死に方も選んでいくのが普通だったのでは?と思う
江戸時代の人の診療録に書いてある言葉で
「痛みが出てくれて、体の声が聞けて嬉しい」
それに対して医療者は
「体の声を聞いて休んでくださいね」
「ありがとうございます」
そう言って、薬も何も処方せずに帰っていいった
という本があったのですが
今の時代には全く理解できないやりとりだと思う。
今の時代、とにかくスピードが求められる
医療であっても、
痛かったら、1秒でも早く痛みを感じなくするために痛み止め
使うことによる副作用
内臓が壊れる、消化酵素が失われる、腸内細菌を壊す、DNAを傷つける、筋肉、骨が壊れる等
言い出したらキリがないくらい様々なことが起こるが
実際にはほとんどの人が使う
使ったほうがいいケースもあるので、全てがダメとは言わないが
使いすぎである

昔、某痛み止めを数日使うと、肌がボロボロになるや、胃が痛い等
出ていたから、自分から辞めるケースも多かったが
最近では弱くなりすぎたのか、麻痺しているのかわからないが
昔の痛み止めの数倍位強い薬を毎日使っても、平気な人も多いそうであり
最終的には「痛いと感じる神経がなくなればいいんだ!!」
これが罷り通る時代であり
体の感覚がどんどん失われていっている
この先はトランスヒューマニズムしていくしかないのかな?
そんなことを感じています…

私としては、体の感覚を大事にするのが好きで
言語化や論理的に思考するのが苦手
討論なんかはホント苦手で
「すーっと、こんな感じ」
「クッと入った感じ」
こんな感じでいつも生きているので
やはり現代のスピードにはついていけないこの頃なんです…
ありがとうございました…