症状

腰痛】

1,どうなってるの?
腰痛は2種類あり、急性腰痛、慢性腰痛があります。
①急性腰痛
所謂ぎっくり腰、急激な捻じれが骨盤に起こることにより、骨盤と背骨の捻挫が発生し起こります。
②慢性腰痛(腰痛の9割はこちら)
姿勢の悪さにより、骨盤と背骨に何度も軽い捻挫が起こり、筋肉も常に引っ張られ、炎症と緊張が繰り返し起きている状態。

2、考え方
同じ姿勢の時間が長いため、骨盤に偏った荷重が常にかかることにより、骨盤の捻じれ(ゆるみ)が発生し、上に載っている背骨とのバランスが崩れ、支柱の働きがうまく出来ず、筋肉が常に緊張している状態と考えられます。

腰部椎間板ヘルニア】

1,どうなってるの?
ヘルニアはラテン語で「脱出する」という意味があり、背骨と背骨の間の椎間板が「外に脱出している状態」の事を言います。

2、考え方
椎間板ヘルニアは猫背の姿勢が多いことにより、骨盤が弛み捻じれることにより、背骨も同じ方向に捻じれることにより、背骨と背骨の間にある椎間板が、力を分散するために外に飛び出し、それに神経が触れたり引っ張られ、痛みやしびれが出る現象と考えられます。

【脊柱管狭窄症】

1,どうなってるの?
脊柱管とは背骨の中を通る管の事を言い、その中を脳みそから出る脊髄神経が通ります。
何らかの原因により、脊柱管が狭くなり、脊髄神経が触れ、そこから下の神経が障害を起こす現象になります。

2、考え方
長時間同じ姿勢で座っていることにより、背骨が後ろに曲がったまま固まることにより、脊柱管の後ろが引き伸ばされ、中の神経を保護するために、脂肪が溜まったり、靱帯が肥厚したものが、固まった姿勢から動いた際、脊髄神経が脂肪や靱帯に触れることによって、下の神経に障害が出る現象と考えられます。

坐骨神経痛】

1,どうなってるの?
腰椎から出る坐骨神経が腰椎、もしくは臀部の梨状筋に触れたり、引っ張られることで、下の神経に障害が出る症状。

2、考え方
腰椎、臀部両方に深く関与するのは骨盤と股関節の傾きと動き方になります。
骨盤と股関節の動きが一定の動きしかしないために坐骨神経が常に同じ方向に引っ張られて、神経障害が起こると考えられます。

変形性股関節症】

1,どうなってるの?
大腿骨と骨盤の関節部分が擦れることにより、大腿骨の骨董の丸い形に変形を起こし崩れる現象。

2、考え方
大腿骨の骨頭は丸く、骨盤は陥没していて、ソケットと軸受けの関係の関節になり、一番摩擦に強い形になります。
この構造が破綻する場合、軸受けが傾き、ソケットが同じ方向だけに摩擦を繰り返し、形が変わっていく現象だと考えられます。

変形性膝関節症】

1,どうなってるの?
大腿骨と脛骨の傾きにより、関節部分に摩擦が起こり削られることにより関節が捻じれる現象。

2、考え方
膝は複雑な動きをする関節です。大腿骨はすりこぎ運動、脛骨は2つの軸受け、腓骨は捻じれの制限をかける動きを、膝蓋骨で膝の動きに制限をかけてます。
これら三つの骨が前へ半円を描く動きをします。この動きをスムーズにするために靱帯や筋肉、半月板などで荷重を分散しながら動くことが出来るのですが、半円を描く動きがいびつになり、荷重がかかった際、外へ逃げる力が大きくなっていき、捻じられて変形し、摩擦が強くなり膝に炎症が起こると考えられます。

【猫背】

1,どうなってるの?
背骨が前に曲がっている状態。

2、考え方
背骨は横から見ると、s字形状になっており、日常生活、特に長時間の座りすぎにより、骨盤が弛み傾くことにより、上の背骨も不安定になり、背骨の前の強い前縦靱帯の力により前に倒れていくと考えられます。

ストレートネック】

1、首の骨は本来前に弯曲しているが。ストレートになっている状態

2、考え方
頭の位置が常に前傾の為、支柱である首が前に固定してしまう。その状態だと脊柱管を傷つけにくい形の為、神経と脊柱管は安定するが、その状態だと首の筋肉を緊張させ、位置を保つために、肩こりや後頭下筋群の緊張により、頭痛が誘発しやすい状態だと考えられる。